阿蘇市
株式会社 阿蘇ネイチャーランド
飛行機やヘリコプターのパイロットを目指していた20歳ころの坂田さん。アメリカへ渡りライセンスを取得し帰国してから、住まいの天草からパラグライダーの体験で阿蘇に来たことが運命を変える。
はじめて体験したパラグライダー。「エンジンもないのにこんなに自由に空を飛べる」と坂田さんは衝撃を受け、ちょうど就職先を探していたタイミングということもあり、ほぼそのままパラグライダー体験スクールに就職し、空の仕事を実現することに。
それから長年阿蘇に暮らし、平成10年 現在の阿蘇ネイチャーランド 設立、その後代表取締役に就任した坂田さん。
当時は、パラグライダーのライセンスを取得する人がメインで、一般の観光客や修学旅行にも人気が出始め、より多くの人にアクティビティを楽しんでいただくために導入したのが「熱気球」
「熱気球を導入してからお客さんの流れが変わってきました。熱気球は気流の安定している早朝に行うため、宿泊して体験してもらうことが多くなり、近隣の宿泊施設との相乗効果ができるようになってきました」
「阿蘇ネイチャーランド設立時の、近隣の観光に携わる人や旅館・ホテルの方との新しい観光客層を獲得したいという目標に近づくことができました」
この地域にとっても大事な存在の坂田さん。
「生まれ育った天草と比べると、夏の涼しさは格別だし、冬は寒いけれども凛とした阿蘇の景色が好きなんです」
春の野焼きから始まり、田植え前の水田に映る逆さ阿蘇、緑が色濃くなる夏、稲穂の色づく収穫の秋、そして雪も積もる冬の阿蘇。阿蘇をフィールドとして働いている坂田さんの目だからこそ、四季折々の景色を強く感じられることでもあるのではないか。
「水や温泉 自然の恵みが豊かさを感じさせてくれます。熊本地震で水道が止まってしまった時も、水に困ることもなく生活ができていたことも、阿蘇の恵みだと感じます」
「スカイスポーツは天候や風に左右されるので、継続して事業を行うことが一番の目標」
せっかく軌道に乗せたビジネス。地域との関わりも築いてきた坂田さん。
より多くの人に空から阿蘇を楽しんでいただけるよう、これからもたくさんの人を阿蘇の空に導いていただきたいと感じております。
株式会社 阿蘇ネイチャーランド
島川 義竜 さん 愛 さん
鹿山 凌 さん
白木 里奈 さん
ナン さん
前畑 恵梨子 さん
そようよさそうよ
井上 真希 さん
三舛 正順 さん
佐藤 太地 さん