つながる阿蘇と!

人とつながる

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南阿蘇村

前畑 恵梨子 さん

ゲストハウス SOCKET / チチリ企画

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二人の意見が一致した場所

二人の意見が一致した場所

牛小屋を改装したゲストハウス SOKET

2013年京都から移住された前畑さんご夫妻。
前畑さんご夫妻は、水の綺麗なところという共通のキーワードをもとに移住先を探すため各地を訪れていたが、なかなか二人揃って気に入る場所に巡り会えなかったとという。
そんなお二人が、もう一度見に行きたいと意見が揃った場所が、南阿蘇村。
はじめて訪れたときは、野焼き直後の阿蘇。
一面真っ黒の草原が印象的ではあったが、緑の草原も見てみたいと再度南阿蘇を訪問。もちろん、住まい探しも兼ねて。

今のお住まいは、南阿蘇訪問時に役場の方を通して、近所の方から、20年近く放置された空き家の土地を紹介紹介してもらい譲っていただくとに。
当時は家の周りが竹に囲まれてしまっているほどの土地だったが、竹藪を切り開き、母屋のあったところに家を建て替え理想の住まいが完成。

そして、このゲストハウスの建物は、牛小屋だった建物をリノベーションして利用。
「もともと古民家など古いものが好きで」という恵梨子さん。古い牛小屋をなんとか利用したいと考えていたところに起こった熊本地震。
柱も歪んでしまったこともあり、今まではご主人のお父さんがDIYで直していたが、建築士や大工さんに依頼し本格的なリノベーションを行うことに。

完成した建物は1Fがオープンスペースとなっており、かなり開放感を感じられる。
ゲストハウスの宿泊者にもバーベキューを楽しむ場所としても人気。
さらに1Fのスペースを活用して、近所の方の集まれる場所としても活用。

地域資源の掘り起こしを語る場にも参加

近所の人たちに、「南阿蘇の将来について真剣に考えている人が多く「地域資源の掘り起こし」についての話し合いに参加させてもらい意見を聞いてもらう」こともあり、よそから来た私たちも交えた意見交換会やワークショップ、勉強会を開催しており、地域の方との交流も盛んに交流を行う前畑さん。
その流れもあり、持ち前の行動力と企画力で近所で落花生を栽培して収穫するという農業体験イベントも実施。
ゲストハウスの建物もイベントの打ち上げなどにも利用するなど、建物を幅広く活用。

幅広い人との繋がりも

恵梨子さんは、ゲストハウスの経営を行いながら、デザインの仕事も行なっている。
「デザインの仕事をするとゲストハウスとはまた違った、阿蘇の人との繋がりができるのが楽しい」と幅広い人脈を活かされている。
子どもの頃から絵が好きだったということもあり、水彩画を使ったイラストのデザインを行う。
制作された、南阿蘇村のパン屋さんMAPや同じく村内のかき氷屋さんMAPなど好評だ。

阿蘇の魅力は人が作っている自然

「自然と水と火山どれをとってもすごいんですが、実は自然と思っていた阿蘇の草原は人が作っているということをしっかり見てもらいたい。」と話す前畑さん。

「地震の影響で道が通れなくなり、野焼きができなくなったり、綺麗な棚田も休耕田となって草木が生えている場所もできてしまっているのが現実なんです。ぜひ阿蘇に来て景色や自然を楽しんでいただいた方には、帰りに田んぼでできたお米を買って食べてもらうという循環を続けていくことが南阿蘇の景観を維持することにつながると感じています。」

ゲストハウス SOCKET

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