インターネットで南阿蘇のイディアITカレッジを探して入学へ

遠くミャンマーから南阿蘇のイディアITカレッジに2022年4月に入学した、ナンさん。
ミャンマーでは外国語大学に通い、日本語を学んでいたこともあり、インタビューは日本語。

イディアITカレッジへは、ミャンマーにいる時にインターネットで検索し、この学校に入学したいと強く希望されていたとのこと。
入学後しばらくは、ミャンマーにいながらオンラインで授業を受け、2022年9月に来日し南阿蘇村での生活がスタート。

南阿蘇村では、同じミャンマーからイディアITカレッジに通う仲間5人での共同生活。
「みんなで故郷の味を取り寄せて料理をしたり楽しんでいます。」
なんでもお取り寄せするのは「唐辛子」。「日本の唐辛子は辛くないので物足りません。」と故郷の味を懐かしむことも。

故郷に似た阿蘇の風景に癒され、静かな環境が勉強に最適

「阿蘇は、ミャンマーの故郷 ラショーと同じように山間の自然豊かなところなのでとても住みやすいです」
「また、とても静かなところなので勉強するには理想の場所だと思います」
さらに
水道の水を美味しく飲めるのも日本のいいところだと思いますし、その中でも南阿蘇は特に水が美味しいと感じます。
「阿蘇に来て思うことは人が親切で優しいです」
近所方から野菜などいただくことも多いようで、近隣の方とのコミュニケーションも楽しまれている模様。

日本に来て1年。近隣のホテルでアルバイトにも励んでおり、得意の語学を活かした仕事をされているとのこと。
目標は「運転免許を取得したいのでアルバイト頑張ってます」

ITカレッジでは、2年間のカリキュラムを経て、2024年3月に卒業予定とのこと。
すでに4月からは福岡のIT企業へ就職が決まっており、九州のどこかに配属予定。希望は今住んでいる熊本とのこと。
「そのためにも、運転免許は欠かせないんです！」

将来はミャンマーで自分のビジネスをはじめたい

「日本でITのことを学び、将来はミャンマーに帰って自分のビジネスを始めたいと考えています。」
さすが日本に学びにくるだけあって、将来の展望を描いているナンさん。

南阿蘇ではイチゴ農園でアルバイトしたこともあり、ミャンマーのイチゴ農園とは全く違うことに気づくなど、日々の生活からミャンマーでのビジネスに活用できるものを吸収しようとする姿が伺え、ITの技術を持ちながら日本の文化や産業を学び、これからの活躍が期待されるナンさん。